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藍染めで地域おこしを 京都・南丹、耕作放棄地で栽培

藍の苗づくりの準備をする住民たち(南丹市園部町口人)
藍の苗づくりの準備をする住民たち(南丹市園部町口人)

 耕作放棄地などを活用して育てた藍で糸を染め、織物にして販売する「南丹藍活プロジェクト」がスタートした。京都丹波の新しい特産品を目指し、地元の織物会社と農地を管理する住民がタイアップ。このほど学生らも加わり、南丹市園部町口人で苗作りのための種まき作業を行った。

 同市園部町若松町でビロードを製造する日本天鵞絨(びろーど)工業の藤本義人社長が発案した。人材募集してもビロード職人の応募はないため、織りを手軽に体験してもらうことで職人の裾野を広げようと、藍染め糸での織りに着目。ビロードよりも簡単に織ることができ、商品化にもつながりやすい。しかも藍は園部町でも育つことを実証した。

 アイデアを知った市地域おこし協力隊のメンバーが、野菜の朝市を開いている「口人の郷」(西田正憲代表)に相談したところ、地域活性化につながると承諾。試みに、空いている田畑を使って栽培することになった。

 種まき作業には地元の人やフェイスブックで知ったという大学生ら15人が参加。徳島県の藍栽培農家から無償で譲り受けた種を約1200ポットに数粒ずつまいた。種は江戸時代に徳島の農家が京都の農家から受け継いだ種類といわれ、いわば里帰り。ハウスで苗に育てた後、畑に植え、7月後半には収穫できるという。

 実際の染めは亀岡市の染色作家の指導を受け、その染め糸を使って天鵞絨工業で織物を試作する。一般の人や子どもたちに染織体験してもらうほか、藍染めの仕込み材料「すくも」や藍染料、藍染め糸を使った織物などの商品化も検討する。

【 2017年03月20日 21時00分 】

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