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唐紙の魅力、作って体験を 京都の会社が施設

版木を用いた唐紙の製作を体験する参加者ら(4日午前10時25分、京都市下京区高辻通柳馬場西入ル・「唐丸」)
版木を用いた唐紙の製作を体験する参加者ら(4日午前10時25分、京都市下京区高辻通柳馬場西入ル・「唐丸」)

 襖紙(ふすまがみ)や壁紙に使われる京都の伝統工芸品「唐紙」を身近に感じてもらおうと、内装材卸会社の丸二(京都市下京区)が26日、体験施設「唐丸」を本社隣にオープンさせる。唐紙の製作体験ができる工房やギフト商品の販売スペースを設け、魅力を発信する。

 唐紙は、文様を彫り込んだ版木に絵の具を塗り、和紙を上から重ねて写し取って作る。奈良時代に唐から伝わり、平安時代には京都で作られるようになったとされる。古くは料紙として使われ、その後和室の襖などに利用されてきた。

 同社は、唐紙のギャラリー開設や製作体験イベントなどを通じて唐紙のPRに取り組んできた。近年、増加している京都の観光客にも、唐紙の良さを伝えようと、施設建設を決めた。

 施設は2階建て延べ約240平方メートル。1階には、唐紙を材料に使ったインテリアやギフト商品を販売する店舗と、専用キットを使ったポストカードの製作体験(1800円)ができるスペースを設けた。2階には職人の工房を山科区から移設。工房見学や本物の版木(縦28センチ、横47センチ)を用いて職人が手ほどきする「小判摺り」体験(3900円)ができる。

 4日には関係者向けの内覧会が開かれ、参加者がポストカードや小判摺りの体験を楽しんだ。西村和紀社長は「体験施設を通して唐紙ファンを増やしたい。伝統文化全般に興味を広げることにもつながるのでは」と期待している。体験は唐丸のホームページを通じて受け付ける。問い合わせは同社075(361)1321。

【 2017年08月11日 23時27分 】

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