出版案内
福祉事業団

琵琶湖の「UFO」撤去へ 水質測定施設、老朽化で

滋賀県が撤去に着手する水質自動測定施設「南湖湖心局」(草津市から撮影)
滋賀県が撤去に着手する水質自動測定施設「南湖湖心局」(草津市から撮影)

 滋賀県は、水質を監視するため琵琶湖上に設置している自動測定施設の撤去に着手する。設置から25年以上たって老朽化に伴う事故が懸念されているためで、県は2018年度にも撤去を終える方針だ。UFOを思わせる形状で目を引いていた琵琶湖の隠れた名物が、姿を消すことになる。

 撤去するのは南湖湖心局(大津市唐崎沖1・5キロ)と北湖湖心局(大津市南比良沖4キロ、高島市今津沖3・5キロ)の3基。いずれも琵琶湖総合開発事業の一環で、1990年~91年に設置された。

 南湖は16メートル四方の高床式、北湖の2基は高さ約20メートル、直径最大6メートルのブイ状。いずれもpH値や溶存酸素量といった水質や、水温、流速などのデータを地上に送信してきた。

 しかし、測定機器が老朽化し、必要なデータ量も確保できたことから、2006年度までに3局とも稼働を停止していた。その後も施設維持に毎年平均で350万円がかかり、船の衝突事故も懸念されていたことから、「一定の役割を終えた」(琵琶湖政策課)として撤去を決めた。

 北湖の2基は、それぞれ水深60メートルと90メートルの湖底から鎖でつながれており、湖底に柱を立てた南湖(水深5メートル)と比べ、撤去作業は難しくなると予想されている。県は17年度当初予算に3500万円を計上し、撤去方法の検討を始める。

 南湖の測定施設は内部に約150平方メートルの、北湖は上下4層の機器を置く空間がそれぞれあるものの、窓やトイレはなく再利用は難しいという。

【 2017年04月20日 17時00分 】

ニュース写真

  • 滋賀県が撤去に着手する水質自動測定施設「南湖湖心局」(草津市から撮影)
京都新聞デジタル版のご案内

    環境・科学のニュース

      政治・社会

      核なき世界へ条約批准訴え
      被爆地、日本ら不参加国に抗議

      20170920000242

       米ニューヨークの国連本部で核兵器禁止条約の署名式が開かれた20日、広島、長崎の被爆者ら..... [ 記事へ ]

      スポーツ

      楽4―8オ(20日)
      金子が12勝目

      20170920000245

       オリックスが快勝した。三回に安達の適時打で1点を先制。4―1の七回にロメロの3ラン、八..... [ 記事へ ]

      経済

      電柱わしづかみ、地中に差し込み設置 JR西が新車両開発

      20170920000202

       大型のアーム(腕)で電柱をわしづかみにし、そのまま地中に差し込める専用車両「電柱ハンド..... [ 記事へ ]

      観光・社寺

      平安神宮の龍尾壇など3件 重文修復国庫補助3次決定分を発表

      20170920000079

       京都府教育委員会は19日、重要文化財や国史跡などの保存修復や防災に充てる国庫補助事業の..... [ 記事へ ]

      教育・大学

      ネット犯罪から子ども守れ 京都府警がPTA指導

      20170920000199

       子どもを狙ったインターネットの犯罪について考える講座が20日、京都市中京区の京都アスニ..... [ 記事へ ]

      環境・科学

      ノーベル賞予想に宮坂氏を選定
      次世代太陽電池を開発

      20170920000235

       米情報会社クラリベイト・アナリティクスは20日、将来ノーベル賞を受賞する可能性が高い研..... [ 記事へ ]