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京都で絶滅のバイカモ“復活” 府立植物園で見頃

水面にかれんな花を漂わせるバイカモ(京都市左京区・府立植物園)
水面にかれんな花を漂わせるバイカモ(京都市左京区・府立植物園)

 京都府ではすでに絶滅したとされる清流の水草「バイカモ」が、京都市左京区の府立植物園で見頃を迎えている。新緑に囲まれたせせらぎに咲くかれんな花が、初夏の日差しの中で涼しさを感じさせる。

 バイカモはキンポウゲ科の多年草。年間を通じて水温が20度以下であることや、透明度が高いなどの条件がそろわなければ生育できない。滋賀県では今も分布しているが、府内では1920年に山科区の山科川で採取した花の標本が残されているものの、近年は発見例がなく、絶滅したと考えられている。

 府立植物園では、10年ほど前から園内で場所を変えながら栽培を続け、2013年からは園内北側の「四季彩(いろどり)の丘」南側の水路で育てている。水底の泥などをかぶると生育できなくなるため、1年ほど前に泥を取って砂利を敷いたところ、現在の場所に移して以来、初めて花を咲かせた。

 水面に浮かぶ緑色の藻の間からは直径1・5センチほどの梅に似た小さな白い花が多数咲いていて、愛らしい眺めに来園者が目を細めている。来月初めまでが見頃といい、同園では「何げない自然環境を人工的に整備するのが難しかった」としている。

【 2017年05月17日 12時25分 】

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