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うちわヒント、高校生が高速フィン 国際フェア出場

水の抵抗を少なくする開閉弁を設けた自作のフィンを手に、フェアへの意気込みを語る早川さん(京都市中京区・市役所)
水の抵抗を少なくする開閉弁を設けた自作のフィンを手に、フェアへの意気込みを語る早川さん(京都市中京区・市役所)

 うちわが起こす空気の流れの特性を水中に応用して、効率良く泳げるフィン(足ひれ)を開発した塔南高(京都市南区)2年の早川優希さん(16)=伏見区=が、国際的な科学のコンテスト「インテル国際学生科学技術フェア」(米ロサンゼルス・14~19日)に2年連続で出場。体への負担を軽減し、ダイビングでの安全性向上や海難救助で効果が期待できる、という。快適な風を生むうちわの研究を発表した昨年に続く出場に、「開発の意義をしっかりアピールしたい」と意気込む。

 同コンテストは「科学のオリンピック」とも称される。早川さんの研究タイトルは「うちわが起こす流体の特性を応用した省エネフィンの開発」。小学6年からうちわの研究を始め、高校1年だった昨年、国内選考で最高賞の「内閣総理大臣賞」を2年連続で受賞した。

 前回のコンテストに出場した際は、上位の受賞を逃したが、「人類の役に立つ、クリエーティブな研究が多い。自分もこういう研究をしたい」と刺激を受けた。以前フィンを着けて海で泳いだ経験があり、うちわの研究で理解を深めた流体の特性を生かせないか、と思い立った。

 うちわの骨組みからヒントを得て水を真っすぐに押し出しやすいようフィンの表面に筋を設けたり、しなり具合を調節した。さらにうちわの骨組みの手元の部分には紙が貼られていないことに着目。足を動かす際の水の抵抗を少なくするため、フィンの中央部分に水を逃す開閉弁を設けた。同高の水泳部員4人にフィンを装着してもらって実験すると、標準的なもので泳いだ際に13秒22を要した25メートルの平均タイムは9秒08まで短縮された、という。

 2年連続の国際舞台を前に「結果として賞をもらえればうれしい」と語る早川さん。「去年の研究よりもさらに進歩したことを、多くの方に知ってほしい。しっかりプレゼンテーションしたい」と話している。

【 2017年05月18日 13時30分 】

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