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(387)みんなで遊べば寒くない

作品

・ゆきだるまおすもうみたいにどっすんと
大津市・大将軍ひかり保育園年中 小森 勇輝

・しろいはねみたいなゆきがとんできた
京都市・円町まぶね隣保園年長 小出 百花

・ゆきがっせんわたしがあてるもういちど
京都市・向島南小1年 佐藤 珠穂(すずほ)

ねんてん先生

ねんてん先生の575

 小森さん。「どっすんと」がいいなあ。雪だるまの感じが具体的に伝わってきます。私も雪だるまを作りましたが、雪が歩道の落ち葉や枯れ草の上に積もっていたため、落ち葉や草をパッチワークしたような雪だるまになってしまいました。通る人が、「ここの雪だるま、おんぼろやなあ。つぎだらけみたい」と言ったので、自分ながら笑ってしまいました。その雪だるま、とけるにつれて、いよいよおんぼろになったのでした。

 小出さん。雪の研究者として有名な中谷宇吉郎の『雪』という本をみますと、直径15センチのぼたん雪がふったことがある、と書かれています。まさに羽根みたいな雪ですね。そんな大きな雪、いちど見たいです。

 佐藤さん。「もういちど」とむきになる気もち、よく分かります。雪合戦はたしかにむきになりますね。むきになって、だれか一人が泣きだしてしまうことがよくあります。先日の雪の日、公園で遊ぶ子どもたちが雪合戦を始めましたが、当てられてばかりの一番小さな子がしゅんしゅんと泣きだしました。どうなるのかな、と見ていたら、その子の兄らしい子が近づいて、雪玉をにぎらせました。小さい子はもらった雪玉を兄のせなかに投げつけました。兄はにげないでわざと当てられた感じでしたが、「しかえしだあ」と叫んで雪を丸めながら弟を追いかけました。弟、きゃきゃと笑いながら走ってにげました。
(俳人、京都教育大・佛教大名誉教授 坪内稔典)



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【2017年02月26日掲載】