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(414)枝豆をはじいてパクリ

作品

・ゆうやけにざぶんととびこみおよぎだす
京都市・北白川小1年 澤田 結生

・えだまめをバクバクたべるうちのちち
京都市・向島南小2年 佐藤 珠穂

・ぶどうはね小さいものも実がパンパン
京都市・葛野小4年 小坂 瑛麻

ねんてん先生

ねんてん先生の575

 澤田さん。海でしょうか、プールでしょうか。夕焼けがまっかに染めている水面へとびこんだのです。泳ぎだしたら、魚になったのかなあ。それとも鳥になった? 水泳のとてもきれいな575ができました。

 佐藤さん。枝豆(えだまめ)って、食べ始めるとなかなか止まらないです。佐藤さんの父もきっと止まらなくなったのでしょう。次は正岡子規(まさおかしき)の俳句です。

枝豆や三寸(さんずん)飛んで口に入(い)る
枝豆のつまめばはじく仕掛(しか)けかな
枝豆のから捨てに出る月夜かな
枝豆や月は糸瓜(へちま)の棚(たな)にあり

 三寸は約10センチです。口に向かって飛ばしているのです。「つまめばはじく」仕掛けをみなさんもためしてください。もっとも、お行儀(ぎょうぎ)が悪い、としかられるかも。そのときは、これらの子規の句を紹介して、子規のまねだよ、と言ってください。子規には

学校に行かず枝豆売る子かな

という句もあります。明治時代には、子どもが枝豆売りをしていたのでしょうか。家が貧しく、それで枝豆売りをしてお金をかせいでいたのでしょう。

 小坂さん。たしかにぶどうは実が小さくてもパンパンです。ぶどうもまた、食べ始めると止まらないですね。(俳人、京都教育大・佛教大名誉教授 坪内稔典)

 

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【2017年09月17日掲載】