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JR京都駅ビル

空中を泳ぐ“巨大深海魚”

 目玉のようなライトが光を放ち、巨大な深海魚が悠々と泳ぐ姿を想像させるモニュメント。その存在に気付くことなく、毎日多くの人が足早に通り過ぎて行く。

 京都駅ビル(京都市下京区)の中央口前にあるゲート。正面から見れば、うねるような曲線を描いた煙突のような造形物だが、下から見上げると、目の前に、巨大な魚の姿が広がる。

 巨大なコンコース内には、一目でそれと分かるさまざまなモニュメントが点在しているが、隠れたアートを見つける楽しみもある。

 街中を歩いていると、見慣れた光景が、時間帯やアングルによって多様な表情を見せてくれることがある。そこには自分だけの空間と時間の流れがあるように思う。

【2011年3月30日掲載】