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(6)団体・行政

経済センター正式決定
京都商工会議所が東京都内で初めて開いた知恵ビジネスメッセ。京都の中小企業が百貨店や専門店、商社などのバイヤーに独自の製品を売り込んだ(2月17日、東京都港区)
京都商工会議所が東京都内で初めて開いた知恵ビジネスメッセ。京都の中小企業が百貨店や専門店、商社などのバイヤーに独自の製品を売り込んだ(2月17日、東京都港区)

 京都府や京都市、京都商工会議所、京都工業会などが7月、京都経済センター(仮称)の整備計画を正式決定した。新たな経済団体の連携拠点として京都産業会館(京都市下京区)を建て替え、2018年度の完成を目指す方針を確認した。

 今後は機能の議論が本格化する見通しで、行政や経済団体と連携を強化するため、京商の立石義雄会頭は12月に入り、来年11月から始まる4期目を続投する意向を表明した。

 京商は今年も「知恵ビジネス」の普及促進に力を入れた。中小企業が強みを生かして開発した製品やサービスをPRするため、2月に展示商談会「知恵ビジネスメッセ」を初めて東京都内で開いた。さらに11月にはオール京都による「京都知恵産業フェア」も都内で行い、中小企業の販路開拓を後押しした。

 海外でも京都ブランドの発信に取り組んだ。府、京都市、京商のトップ3人は6月、イタリアでのミラノ国際博覧会(万博)で京都の食や伝統工芸などを売り込んだ。

 今年は琳派誕生400年の節目にあたり、京都の行政や経済、文化の代表らでつくる委員会が琳派の魅力や価値を伝える展示会や講演会などを多彩に繰り広げた。文化首都を掲げる府と京都市、京商は8月に文化庁の移転を国に要請した。

 滋賀県などが文化庁に提案した「琵琶湖とその水辺景観-祈りと暮らしの水遺産」は、4月に日本遺産の認定を受けた。

 インフラ整備も進展した。京都縦貫自動車道が7月に全線開通し、府北部の観光振興や企業立地の推進につながった。JR西日本は2月に山陰線京都-丹波口間の新駅設置で京都市と合意した。19年春の開業予定で、来春開業する京都鉄道博物館(下京区)の最寄り駅となる。

 北陸新幹線敦賀以西ルートをめぐる議論も京滋で活発化した。関西広域連合は米原ルート誘致を決めているが、福井県小浜市経由で京都駅に至るJR案、小浜から舞鶴市や京都駅を経由して関西空港へ結ぶ新案も浮上した。=おわり

【2015年12月25日掲載】