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池坊次期家元ら座談会

東京一極集中に変化を

座談会で文化庁京都移転の意義やいけばなの魅力を語り合う宮田長官(中央)や池坊次期家元(左)ら=京都市中京区・池坊会館
座談会で文化庁京都移転の意義やいけばなの魅力を語り合う宮田長官(中央)や池坊次期家元(左)ら=京都市中京区・池坊会館

 文化庁の宮田亮平長官と華道家元池坊の池坊専好次期家元らによる座談会が26日夕、京都市中京区の池坊会館で開かれ、文化庁の京都移転の意義や、いけばなの魅力などを語った。

 東山区での文化庁地域文化創生本部設置(4月)や、戦国時代の家元・初代専好を主人公にした映画「花戦さ」の公開(6月)を記念し、文化庁と華道家元池坊が主催した。

 宮田長官は、2019年度以降の文化庁京都移転について「すべてが一極集中する渦のような東京に加え、京都に軸を持つことで、(中心が二つの)楕円(だえん)の構造に変わる。移転をきっかけに、他地域にも軸を広げてゆくきっかけにしたい」と、地域文化の振興に取り組む決意を示した。

 池坊次期家元は「芸術の才能や教育を受けた研ぎ澄まされた世界もあるが、お年寄りや子どもが日々の中で(花を)いけるものもある。花を通じて交流が生まれる力もある」と、いけばなを例に、生活に根差した文化の魅力を訴えた。

【2017年05月27日掲載】