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京都古文化保存協会の非公開文化財特別公開 (上)

東寺 立体曼荼羅、背後からも
初めて背後からも拝観できる立体曼荼羅(京都市南区・東寺講堂)
初めて背後からも拝観できる立体曼荼羅(京都市南区・東寺講堂)
 
 普段は見られない仏像や絵画、建造物を特別に見学できる秋の「京都非公開文化財特別公開」が30日に始まり、宗教や公家の文化に触れられる。今回は京都市内21カ所で実施。東寺(南区)では、21体の仏像で表現する「立体曼荼羅(まんだら)」が初めて周回して拝観できるほか、金堂の十二神将像を灌頂(かんじょう)院に運んで360度から見られる。また、21年に一度の式年遷宮・正(しょう)遷宮の記念すべき年となった上賀茂(北区)、下鴨(左京区)の両神社は夜間拝観を実施。信行(しんぎょう)寺(左京区)は伊藤若冲筆の天井画を初公開する。
地図
 (1)東寺講堂・五重塔(市バス東寺東門前)
 講堂内の国宝や重文の21体の仏像で構成する「立体曼荼羅」を初めて周回して拝観できる。国宝五重塔は初層内部を公開する。

 (2)東寺灌頂院(市バス東寺東門前)
 真言宗最重要儀式の後七日御修法(みしほ)が行われる。金堂の十二神将像を公開。周回できるため普段は見られない部分も拝観できる。

 (3)平等寺(市バス烏丸松原)
 因幡堂の別名で知られる。本尊は重文薬師如来立像。本堂の厨子(ずし)裏の仁王画は昨年発見され、上村松園の師鈴木松年筆という。

 (4)妙法院(市バス東山七条)
 天台宗の京都五箇室門跡の一つ。国宝の庫裏は秀吉ゆかりの建造物。重文の大書院に加え、普賢菩薩騎象(ふげんぼさつきぞう)像、宸(しん)殿などを公開。

 (5)雲龍院(市バス泉涌寺道)
 御寺(みてら)とも呼ばれる泉涌寺の山内にある。重文の後円融院宸影は後円融天皇百回忌に土佐光信に描かせたという。毘沙門天立像も。

 (6)即成院(市バス泉涌寺道)
 泉涌寺山内にあり、二十五菩薩お練り供養法会で知られる。本堂には、中央に阿弥陀如来坐像、周囲に25の菩薩坐像が安置されている。
期間 30日~11月8日。
時間 午前9時~午後4時(拝観受け付け)。
(1)東寺講堂・五重塔は午前9時~午後5時(拝観受け付け)、夜間はライトアップがあり午後6時半~9時(同)。夜間は五重塔初層内部は見られない。
拝観料 1カ所800円、中高生400円。
(1)東寺講堂・五重塔は800円、高校生700円、中学生以下500円。夜間は高校生料金はない。
問い合わせ 京都古文化保存協会
TEL075(754)0120
【2015年10月21日掲載】