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京都勢、10年ぶりセンバツ出場校なし

足立監督(左)の話を聞く東山ナイン(東山高、写真上)。阿南校長から選考結果を聞く洛星の10人の部員たち(洛星高)
足立監督(左)の話を聞く東山ナイン(東山高、写真上)。阿南校長から選考結果を聞く洛星の10人の部員たち(洛星高)

 第89回選抜高校野球大会の出場32校を決める選考委員会後の発表で京都勢は最後まで読み上げられず、センバツ出場校は10年ぶりにゼロとなった。昨秋の近畿大会に挑んだ全3校が初戦敗退に終わった戦績が重く響き、京都から4年ぶりに21世紀枠の近畿代表となった洛星も初の甲子園に届かなかった。

 一般選考は「近畿枠7」になったことで、地域バランスから京都1位の東山も期待を集めたが、順当に近畿大会8強から選ばれた。7枠目で高田商(奈良)が選出され、日本高野連は「チーム力が同じなら地域性を考慮することもあるが、今回は地域性以前に勝利数などの成績を検討した結果だった」と説明した。

 21世紀枠の洛星は補欠の2位校となった。東西1校ずつが決まった後、最終候補の4校に残ったものの多治見が選出された。日本高野連は「部員わずか10人の洛星も評価は高かったが、地域に密着している多治見が上回った」と経緯を語る。

 また、21世紀枠の選考基準は野球の成績が最優先されないとはいえ、中村と多治見は県大会で優勝している。京都府大会ベスト8だった洛星との成績の差も評価に加味されたと見られる。

■東山、洛星、気持ち切り替え

 京都勢の連続出場は途切れたが、選出の期待もあった各校は夏の大会に向けて気持ちを切り替えていた。

 昨秋の府大会を制し24年ぶりの出場を目指した東山は一般選考で落選。足立景司監督はナインに一報を伝えつつ、「ドキドキ、ワクワクさせてもらったことに自信と感謝を持とう」と呼び掛けた。長谷川雄真主将は「落ち込む時間はない。全国で勝てるチームを目指して頑張りたい」と前を向いた。

 21世紀枠の近畿代表校として初の甲子園出場を目指した洛星にも吉報は届かなかった。全部員10人が集合し、阿南孝也校長から結果を聞いた。中村好邦監督は「近畿代表でも十分に立派。胸を張っていい」と語りかけた。吉田大樹主将は「この冬は注目され、モチベーションを保ちながら練習ができた」とすっきりとした表情。捕手の内藤貴之も「夏には実力で甲子園に行きたい」と力を込めた。

【2017年01月28日配信】