京都新聞:紙面特集

魔法の美術館Ⅱ
佐川美術館

《Vertexceed》坪倉輝明 ©teruaki TSUBOKURA
《portrait》 宮本昌典/田中陽 ©masanori MIYAMOTO/you TANAKA

光と音を体感

 人の動きに合わせて光や音、映像が魔法のように変化する-。守山市の佐川美術館で9日から、さまざまな体感型アートを集めた「魔法の美術館Ⅱ」が開催される。

 子どもを対象にした「さがわきっずみゅーじあむ」の展示イベント。3年前の冬に同美術館で開催され、4万8千人が訪れる人気だった「魔法の美術館」が新たな内容で帰ってくる。「見て」「触れて」「楽しみながら」「学べる」をキーワードに、日本を代表するアーティスト8組の14作品を紹介する。

《.hito》 田中陽 ©you TANAKA

 手に取ってのぞくと、聞こえている音楽の正体が分かる「音めがね」。いすに座ると、前にある額縁の中に自分の肖像画が現れる「portrait(ポートレート)」。車のオブジェを持ってテーブルの上を走らせると道が現れ、家や街灯が立ち並ぶ「空想ジオラマ」…。不思議な体験を楽しみながら、最新テクノロジーとアートが融合した世界を体感できる。

《空想ジオラマ》 坪倉輝明 © teruaki TSUBOKURA

 スマートフォンをはじめIT製品全盛のいま、デジタル技術を駆使したメディアアートが表現の可能性を大きく広げている。遊び感覚でそれに触れることができるのが体感型アートだ。

 会場内では写真撮影も自由。担当の馬場まどか学芸員は「子どもにもお年寄りにも分かりやすく、だれでも楽しめる。美術館に親しむきっかけにしてもらえたら」と話す。

《なげる、あてる、ひろがる》 スイッチ ©Switch 協力・名古屋造形大学デジタルメディアデザインコース
《shichihenge》 田中陽 ©you TANAKA


案内
■会  期2017年12月9日(土)~18年2月12日(月・祝)
■開館時間午前9時半~午後5時(入館は午後4時半まで)
■休 館 日月曜日(祝日の場合は開館)、12月31日と1月1日、1月9日~12日
■会  場 佐川美術館(守山市水保町北川2891) 077(585)7800
■入 館 料一般千円、高校・大学生600円(20人以上は各200円引き)、中学生以下は無料(保護者同伴が必要)
■主  催公益財団法人佐川美術館、京都新聞
【2017年12月7日付京都新聞朝刊掲載】