読者写真コンテスト「大好き!!京滋の風景」第25回結果

 新年早々、京都、滋賀の各地で大雪となり、京都市内でも20センチを超える積雪となりました。屋外に出て撮影された人も多く、名所旧跡を中心に、雪景色を題材にした作品が目立ちました。例年にない大雪の風景を前に、撮影への意気込みが感じられました。
 金閣寺の庭園に雪が降る風景を撮影した最優秀賞のM瀬さんの作品は、色調を抑えた画面から冷えた空気と静けさが伝わります。
 優秀賞では、輝く水しぶきを幻想的に捉えた河内さんの「聖夜のふぁんたじぃ〜」と、水面に映り込んだ紅葉の赤色が印象に残る松好さんの「赤い絨毯(じゅうたん)」が秀逸でした。
 佳作では、八木さんの「早朝のCAFE」と谷口さんの「朝霧に包まれて」が、早朝の空気感が画面からあふれ出ています。堀さんの「仰望」は、視点と構図がユニーク。入口さんの「神秘の橋」は、紅葉で有名な場所で撮った雪景色が美しく、西田さんの「冬の子猿」は、雪が溶け、ぬれた姿に哀愁が漂っています。
 寒さも和らぎ、春の兆しが感じられる次回は、散歩道も一気に新緑に。暖かさや明るさを感じさせる作品を期待します。(写真部長代理 栗本禎二)

 

最優秀賞 「ゆきんかく」(京都市北区・金閣寺) M瀬篤

デジカメ、18〜140ミリ、F3.5、40分の1秒、ISO100
 【評】 モノクロトーンの画面の中に、金色に輝く金閣を浮かべた構図が目を引く秀逸な作品です。雪が積もった金閣に目を奪われがちですが、庭園の雪景色をメーンに捉えたM瀬さんの視点も見事です。ストロボを使うことで降りそそぐ雪が強調され、迫力ある写真になりました。
 

優秀賞(ロゼット賞) 「赤い絨毯」(京都市左京区・京都府立植物園) 松好良和

デジカメ、18〜135ミリ、F7・1、200分の1秒、ISO800
 【評】 水面に映り込んだ紅葉が画面全体を赤色に染め、その上を散歩するかのように歩く鳥の姿が絵画的です。水面の波紋に揺らめく木々が画面に動きを与え、季節がゆったりと移り変わる時の流れを感じさせます。
 

優秀賞(ルノー賞) 「聖夜のふぁんたじぃ〜」(京都市下京区・京都水族館) 河内雅男

デジカメ、70〜300ミリ、F4、250分の1秒、ISO1600
 【評】 幻想的な写真を撮るため、夜のイルカショーに何日も通ったという河内さん。ライトに照らされた水しぶきがイルミネーションのように輝く一瞬を捉えています。狙いを決め、撮り続ける粘りが表れた一枚です。
 

以下佳作

「イルミネーション」(右京区佐井通五条下ル) 浜中康宏

 

「冬の子猿」(西京区・嵐山モンキーパークいわたやま) 西田叔弘

 

「斜陽」(京都府宇治田原町・猿丸神社) 城田祥男

 

「陽輝紅葉」(上京区・京都御苑) 森口政一

 

「神秘の橋」(東山区・東福寺) 入口拓治

 

「朝霧に包まれて」(右京区・広沢池) 谷口敏

 

「雪降る駅舎」(左京区・叡山電鉄二ノ瀬駅) 松浦謙悟

 

「汽笛」(下京区・梅小路蒸気機関車館) 宮崎達也

 

「仰望」(下京区・JR京都駅中央口) 堀廣一

 

「早朝のCAFE」(左京区大原来迎院町) 八木康次

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