読者写真コンテスト「大好き!!京滋の風景」第26回結果

 今冬は例年にも増して寒さが厳しく感じられましたが、桜の花が咲き、春の陽気が肌に伝わり始めました。野外の撮影では、気持ちも体も軽やかになります。今回の応募は、雪景色から春の息吹まで季節の変わり目を感じさせる作品が集まりました。
 作品の画面全体で春を表現し、最優秀賞に輝いた西さんの「春の喜び」は、空に向かって飛び立つ鳥の姿に生命感があふれ、見る人に活力を与えてくれます。
 優秀賞では、落日の風景に心が和む川口さんの「湖北の夕景」、雪道で人力車を引く車夫の表情を捉えた中西さんの「雪の嵐山…車夫の心意気」が表現力の確かさを感じさせられました。
 佳作では、立山さんの「火炎の勇士」と、福田さんの「演歌が聞こえる」が、ドラマのの一シーンのようで、人物の背中が何かを物語っています。村田さんの「21歳、おめでとう」はライオンの表情がユニーク。大橋さんの「雪の朝 燃ゆる川面」は、冷えた空気の中、水面に反射した朝日がぬくもりを演出しています。
 彩りを増した散歩道をカメラ片手に出掛けるには絶好の季節。新鮮な感覚の作品を期待します。(写真部長代理 栗本禎二)

 

最優秀賞「春の喜び」(京都市上京区・京都御苑) 西正幸

デジカメ、70〜300ミリ、F7.1、2500分の1秒、ISO1000
 【評】 春の柔らかな光が織りなす暖かさが画面からあふれ出た作品。色や構図も決まり、まるで日本画を見ているようです。羽を広げ、枝から飛び立つ鳥の姿に、春到来の「喜び」が感じられ、その一瞬を逃さず捉えた西さんの集中力も見事です。
 

優秀賞(ライオンズクラブ国際協会335―C地区賞)「湖北の夕景」(長浜市・湖北水鳥公園付近) 川口重一

デジカメ、12〜40ミリ、F5・6、5000分の1秒、ISO1600
 【評】 琵琶湖を照らす夕日の色彩とシルエットの木々で構成した画面から、澄んだ空気感が伝わる幻想的な作品です。静けさの中、上空の鳥から鳴き声が聞こえてきそうな臨場感も漂っています。
 

優秀賞(ライオンズクラブ国際協会335―C地区賞)「雪の嵐山…車夫の心意気」(京都市右京区・渡月橋) 中西清美

デジカメ、55〜200ミリ、F4・2、60分の1秒、ISO1800
 【評】 雪が激しく降り続く中で人力車を引く車夫の姿から、仕事に対する熱意と気合が伝わります。前方を見つめる車夫の引き締まった表情にカメラを向けた中西さんの感性が際立ちます。
 

以下佳作

「雪の朝 燃ゆる川面」(上京区・荒神橋付近)大橋孝彦

 

「真珠の雫」(宇治市木幡)大牧弘和

 

「春を描く人」(守山市・第1なぎさ公園)小川育人

 

「喧騒」(長浜市湖北町)小林利治

 

「火炎の勇士」(守山市・勝部神社)立山明宏

 

「歓喜のフィニッシュ」(左京区・平安神宮前)田中雅之

 

「逃げる」(北区・金閣寺前交差点付近)森口政一

 

「演歌が聞こえる」(京丹後市・夕日ケ浦海岸)福田孝博

 

「これでもか?」(西京区・松尾大社)夏間茂

 

「21歳、おめでとう」(左京区・京都市動物園)村田愛子

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