読者写真コンテスト「大好き!!京滋の風景」第27回結果

 5月は例年になく暑い日が続きました。京都市では真夏日が8日間もあり、過去最多となりました。若葉だった緑はその濃さを増し、季節は確実に夏へと向かっているようです。
 今回は、春の風景を題材にした応募が多数ありました。風景写真にとどまらず、ひと工夫加えた作品が目立ち、レベルの高い選考となりました。
 最優秀賞の北村さんの「躍動」は、まるで生命の賛歌ともいえる鼓動が聞こえてくるようです。
 優秀賞では、村田さんの「春雨じゃ、濡(ぬ)れて寝よう」の構図が秀逸。こいのぼりが泳ぐ西さんの「元気よく」は、見る人の心をぱっと明るくする一枚です。
 佳作では、春の花をバックにブランコの少女を写した長谷川さんの「春色に包まれて」は演出が見事。田中さんの「大渋滞」、宮さんの「よっこらせ」は、それぞれユーモラスな瞬間を逃さずに捉えた軽快な作品です。馬場さんの「キラリ!」と金子さんの「梅小路蒸気機関車館」は、刻々と変わる陰影を計算したテクニックが光ります。
 今回から担当します。皆さんからの新鮮な写真に数多く出会えることを楽しみにしています。これから本格的な夏場となります。体調管理を十分にして写真撮影に臨んでください。(写真部長代理 奥村清人)

 

最優秀賞「躍動」(京都市左京区・京都府立植物園) 北村正博

デジカメ、80〜200ミリ、F7・1、200分の1秒、ISO100
 【評】 満開のサクラをバックに、若さがはじける瞬間を切り取りました。若人の生命感がストレートに伝わってきます。カラフルな法被をまとった一人一人の表情も豊かで、踊りに興じる若者たちが画面からあふれんばかりです。
 

優秀賞(トーカイ賞)「元気よく」(大津市・真野川堤防) 西正幸

デジカメ、150〜500ミリ、F9、640分の1秒、ISO200
 【評】 晴れ渡る青空に、風をはらんで元気に泳ぐこいのぼり。その傍らで、跳ねるように走る女の子の後ろ姿が画面に動感を与えています。逆光による透明感が漂い、すがすがしい作品になりました。
 

優秀賞(ヤナセ賞)「春雨じゃ、濡れて寝よう」(京都市伏見区・万千代川) 村田愛

子デジカメ、100〜600ミリ、F6・3、125分の1秒、ISO500
 【評】 水玉がちりばめられた羽根の中に、くちばしを差し入れたカモのしぐさがとても愛らしいです。その姿を迷うことなく大胆に切り取り、印象的な作品に仕上げています。非凡なセンスに脱帽です。
 

以下佳作

「キラリ!」(東山区) 馬場幸夫

 

「大渋滞」(左京区・鴨川) 田中雅之

 

「梅小路蒸気機関車館」(下京区・梅小路蒸気機関車館) 金子昭夫

 

「春色に包まれて」(上京区・京都御苑) 長谷川悟

 

「駅前に春が来た」(下京区・JR京都駅前) 地斉康雄

 

「よっこらせ」(左京区・京都市動物園) 宮昌之

 

「顔見せ」(南丹市・かやぶきの里) 瀬野利明

 

「チューリップの涙」(左京区・京都府立植物園) 出口良博

 

「見上げてごらん」(下京区・京都水族館) 中西武司

 

「たそがれセーリング」(彦根市・松原水泳場) 塩見芳隆

Copyright(C) 2015 The Kyoto Shimbun Co.,Ltd.
<<読者写真コンテスト一覧へ