読者写真コンテスト「大好き!!京滋の風景」第30回結果

 今回も紅葉の写真を中心に多くの写真が寄せられました。ピークを迎えた紅葉は誰が撮っても絵になるものですが、そこにひと工夫をかけるか否かが、作品のレベルアップを図る秘訣でもあります。今後の皆さんの作品に期待したいと思います。
 最優秀賞に輝いた福井さんの「近江富士とスーパームーン」は、壮大な自然が大迫力で迫ります。夕闇がせまる空の濃紺色が絶妙で、神秘性を生み出しています。優秀賞の「熱演」は、楽器に映り込んだ小さな秋を逃さず切り取った表さんの写真眼に拍手。小田さんの「水尾に舞う」は空中を舞うチョウを逆光でとらえました。光に透ける羽根の模様と空の透明感の調和が抜群です。
 佳作では、千載一遇のチャンスを逃さなかった岡田さんの「大あくび」が見事です。雲間から差し込んだ光が神々しい「光芒」は上前さんの作品。和服の女性たち飛び上がる瞬間をとらえた西さんの「じゃんぷ」は、はじける笑顔と躍動感が印象的です。同じく、笑顔が素敵な田中さんの「祭りを彩る子供たち」は、くったくのないこどもの表情がいいですね。佐々木さんの「古本市にて」は、掘り出し物を見定める人のしぐさがとてもユーモラスですね。
 朝夕の寒さが肌身に染みる季節となりました。体調管理はもちろんのこと、シャッターチャンスを逃さないためにも、野外の撮影には十分な防寒対策で臨んでください。(写真部長代理 奥村清人)

 

最優秀賞「近江富士とスーパームーン」(大津市滋賀里) 福井斉

デジカメ、100〜400ミリ、F8、5分の1秒、ISO400
【評】 スケール感が素晴らしい写真です。月が普段より大きく見える「スーパームーン」を、びわ湖の対岸から望遠レンズで引っぱり、さらに山のシルエットと共演させることで、大迫力の写真が生まれました。
 

優秀賞(ヤナセ賞) 「熱演」(城陽市・文化パルク城陽)表弘明

デジカメ、14〜150ミリ、F5・4、60分の1秒、ISO400
【評】 楽器の鏡面に映り込んだ秋の彩りが印象的です。色彩を構図の中心に据えつつ、演奏の雰囲気も伝える巧みな演出です。季節感を写真に取り込むセンスが見事。
 

優秀賞(どんぐり賞)「水尾に舞う」(右京区嵯峨水尾)小田幸司

デジカメ、7・5ミリフィッシュアイ、F8、1600分の1秒、ISO200
【評】 透き通るような青空をバックに軽やかに舞うチョウを見事に表現しました。太陽の直接光をフジバカマでうまく遮り、チョウの羽を透過光で表現した手腕が光ります。
 

以下佳作

「大あくび」(左京区・市動物園) 岡田亮

 

「じゃんぷ」(北区・上賀茂神社) 西正幸

 

「光芒」(南丹市) 上前圀夫

 

「祭りを彩る子供たち」(亀岡市旅籠町) 田中雅之

 

「時の流れ」(北区上賀茂) 山田浩二

 

「夕焼けドルフィン」(下京区・京都水族館) 村田愛子

 

「秋彩の雲海」(高島市朽木) 宇野秀雄

 

「ソバ畑を走る」(京都府京丹波町) 塩見芳隆

 

「かかしの共演」 (亀岡市・夢コスモス園) 北村茂信

 

「古本市にて」(左京区・知恩寺) 佐々木彦三

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