読者写真コンテスト「大好き!!京滋の風景」第38回結果

 今回の応募では、梅の写真を中心とした早春の題材が応募作品の大半を占めました。梅の写真はレベルが高いものが多く、選考には時間を費やしました。最優秀賞に輝いた西さんの「春色に包まれて」は、紅梅の中を飛び立つメジロを抜群のタイミングで写しました。まさに春らんまんの趣です。優秀賞の「大きいな〜」は、子どもの表情に心が和む一枚です。田中さんの優しい視線が、自然なしぐさを捉えました。宮さんの「梅幕」は、幕越しに梅を表現したアイデアが光ります。色とリズム感にあふれた写真となりました。

 佳作では、山下さんの「雪の日」が印象に残りました。船体の造形美が見事。うっすらと冠雪した山並みと、早朝の斜光が立体感を際立たせています。澤田さんの「デジタルな塔」は、新しいスタイルの作品です。タブレット端末に映った八坂の塔をあえて取り込みました。村山さんの「冬の琵琶湖と湖西の山々」は、まるで山々が湖上に浮かんだよう。冬山のスケール感がよく伝わってきます。

 次回選考からは、新鮮な写真を紹介したいとの思いから、応募作品の撮影期間を直近のものに限定します。初夏にかけての自然や人々の暮らしをスケッチした作品をどしどし応募してください。(写真部長代理 奥村清人)

 

最優秀賞「春色に包まれて」(京都市伏見区・城南宮) 西正幸

デジカメ、150〜500ミリ、F6、2500分の1秒、ISO1600
【評】梅の枝からメジロが飛び立つ瞬間を見事に切り取りました。前景の梅をぼかし、春色のキャンバスとして利用した技量が光ります。季節感に満ちあふれた作品です。
 

優秀賞(京都ヴィラ賞)「梅 幕」(大津市) 宮昌之

デジカメ、18〜250ミリ、F11、8000分の1秒、ISO1250
【評】満開の梅を影絵にして表現したアイデアが素晴らしい。短冊形に切り取った五色幕が、写真にリズム感を与えています。画面の端から少しだけ顔を出した梅の演出も見事です。
 

優秀賞(京都ヴィラ賞)「大きいな〜」(京都市下京区・京都水族館) 田中はるお

デジカメ、24〜105ミリ、F14、200分の1秒、ISO1600
【評】水槽の中をユーモラスに泳ぐアザラシに、子どもたちの歓声が聞こえてきそうです。子どもの自然なしぐさと表情に心が和みます。
 

以下佳作

「雪の日」(亀岡市)山下文行

 

「デジタルな塔」(東山区)澤田攻一

 

「冬の琵琶湖と湖西の山々」(東近江市・猪子山から望む)村山哲哉

 

「水しぶき」(長浜市湖北町)松村信吾

 

「雪の竹林」(右京区・嵐山)早川和宏

 

「雪の雫」(左京区・府立植物園)岡田春樹

 

「お揃い」(左京区・下鴨神社)長谷川悟

 

「うれしーっ!」(左京区・京都市動物園)居原田晃嘉

 

「雪のドクターイエロー」(米原市・JR米原駅)京田貴宏

 

「幻想」(甲賀市信楽町)城田祥男

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