読者写真コンテスト「大好き!!京滋の風景」第40回結果

 今回もレベルの高い写真が多く寄せられました。特に「何を伝えたいのか」という作者の撮影意図が伝わってくる作品が多く、選考は楽しいものとなりました。  

 最優秀賞に輝いた西さんの「主」は、こちらを向いたカエルの視線が、見る側の視線を引き込む不思議な魅力を持っています。色と形が単調な背景が作品の良さをより高めています。

 優秀賞の「ヨガでつながる輪」は、山下さんの写真センスが光る傑作です。田中伸芳さんの「夢の飛行」は、遊具のてっぺんに集まり、夢中で空を見上げる子どもたちの心情がよく出ています。

 佳作では、松林さんの「竹林の貴婦人」が目を引きました。キヌガサタケを地面から見上げ、キノコの質感と竹林の雰囲気をうまく表現しました。居原田さんの「ハラハラドキドキ」は、七条大橋で出会った珍しい光景を逃さず捉えました。子どもの浴衣姿がなんともかわいい「もっと近くで見よっ」は、佐々木さんの作品。祇園祭の雰囲気がよく伝わってきます。西村さんの「怖いよー!」は、獅子舞に驚いて泣く子どもを最高のタイミングで切り取りました。南さんの「仲間」は、懐かしい里山の風景。子どもの頃の思い出がよみがえってくるようです。

 今後もまだまだ暑い日が続きそうです。ぎらぎらとした暑いスケッチはもちろん、ひんやりと涼しい一枚も期待しています。

最優秀賞「主」(草津市立水生植物公園みずの森)西 正幸

デジカメ、90ミリマクロ、F3.8、1000分の1秒、ISO200
【評】ハスの葉にちょこんと乗ったカエルがユーモラス。緑一色の単調なキャンバスのなかで、主人公のカメラ目線が作品の生命線です。写真を見る側の視線もその一点に引き込んでしまう力強い写真です。
 

優秀賞(ノアズアーク賞)「ヨガでつながる輪」(京都市左京区・平安神宮前) 山下文行

デジカメ、10〜24ミリ、F8、320分の1秒、ISO200
【評】参加者が歩道を埋め尽くしたヨガ大会の様子を絶妙なフレーミングで切り取りました。手が伸び上がった瞬間はもちろん、手前の人の腕の間に、平安神宮の応天門を入れたセンスが抜群です。
 

優秀賞(オプティックアート・オギ賞)「夢の飛行」(彦根市) 田中伸芳

 
デジカメ、15ミリ、F18、1000分の1秒、ISO1600
【評】濃紺の空を突き抜けていく編隊飛行。曲芸飛行を一目見ようと集まった子どもたちが、遊具のてっぺんまで登って空を見上げるしぐさが面白いですね。子どもの心躍る瞬間をうまく写し取りました。
 

以下佳作

「竹林の貴婦人」(左京区・京都府立植物園)松林宏

 

「もっと近くで見よっ」(中京区)佐々木彦三

 

「夜明けのシンフォニー」(大津市志賀町)片岡耕作

 

「梵天渡御」(宇治市)川口重一

 

「ハラハラドキドキ」(京都市・七条大橋)居原田晃嘉

 

「初夏に咲くカキツバタ」(高島市今津町)寺田洋一

 

「怖いよ−!」(右京区)西村弥蔵

 

「仲間」(右京区・広沢池)南貴博

 

「函谷鉾」(下京区)早川和宏

 

「子猿」(西京区・嵐山モンキーパークいわたやま)田中はるお

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