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在留目的で偽装結婚に有罪、虚偽の出生届は無罪 京都地裁判決

 在留資格を得るため偽装結婚し虚偽の出生届を提出したとされる事件で、電磁的公正証書原本不実記録・同供用罪に問われた中国籍の女(38)と男(38)、日本人の男(52)の判決が17日、京都地裁であった。坪井祐子裁判長は偽装結婚は有罪とし、出生届は「偽装結婚の結果に過ぎず、新たな罪に問うことはできない」として無罪とした。

 中国籍の2被告は懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役2年)。覚せい剤取締法違反の罪にも問われていた日本人の被告は懲役2年6月、うち4カ月を保護観察付き執行猶予2年(求刑懲役3年6月)とした。

 判決によると、2015年2月10日、国籍の女と日本人被告が結婚したとする虚偽の婚姻届を伏見区役所深草支所に提出した。翌年7月26日、中国籍の男との間に生まれた男児を、日本人被告との子とする出生届を同支所に提出した。

 坪井裁判長は、「戸籍事務担当者は婚姻の有効性についての審査権限を持たず、民法上の嫡出推定を受ける子と同様に日本人被告の子としての出生届以外は受理されない状況だった」と指摘し、子どもである以上、「内容虚偽の届け出には当たらない」と述べた。

 京都地検の矢本忠嗣次席検事は「判決内容を精査し、上級庁とも協議の上、適切に対応したい」とコメントした。

【 2017年03月17日 22時40分 】

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