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線路に野生動物防止柵 京都丹後鉄道、衝突回避へ

京都丹後鉄道の宮福線で、シカなどの侵入を防ぐ鉄柵を線路沿いに設置する作業員ら(福知山市大江町)
京都丹後鉄道の宮福線で、シカなどの侵入を防ぐ鉄柵を線路沿いに設置する作業員ら(福知山市大江町)

 山間部でシカやイノシシなどと列車との衝突事故が多発しているため、京都丹後鉄道(宮津市)は、福知山市大江町の宮福線沿線で、動物の侵入を防ぐ鉄柵の設置を試験的に始めた。1年間で防止効果を検証し、設置範囲の拡大を検討していく。

 丹鉄は、府と兵庫県北部で、宮福線と宮津線計114キロを管轄している。近年、過疎化で手入れが行き届かない山里に、食べ物を求める動物たちが線路をまたいで行き来し、衝突事故は2015年度に447件発生し、増加傾向という。その都度、処理や車体の損傷確認が必要で対応に苦慮している。

 このため、15年度に約80件の衝突事故が相次いだ宮福線の大江山口内宮駅-二俣駅間(約2・2キロ)を試験設置対象にした。5カ所計573メートルで、シカなどが飛び越えにくい高さの約2メートルの鉄柵を、山の斜面側に整備する。14日は、作業員5人が支柱を線路脇に立てて次々と鉄の網を取り付けていった。工事は20日まで行う。

 少なくとも1年間かけて、衝突事故の削減効果があれば、宮津線を含めて設置場所を広げていくという。丹鉄の線路の管理を担当する北近畿タンゴ鉄道(宮津市)の吉岡正和社長は「動物とぶつかると乗客が驚き、列車も損傷する。鉄柵で少しでも衝突を減らし、鉄道の安心安全につなげたい」と話している。

【 2017年03月18日 21時00分 】

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