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記録的不漁の琵琶湖、アユ漁獲量回復の兆し

エリから漁船に生きたまま移されたアユ。漁獲量が回復の兆しを見せている(15日、大津市)
エリから漁船に生きたまま移されたアユ。漁獲量が回復の兆しを見せている(15日、大津市)

 記録的な不漁が続いていた琵琶湖のアユ漁に回復の兆しが見え始めている。滋賀県内の活アユの漁獲量は昨年の10分の1以下に激減していたが、4月末から琵琶湖南部を中心に平年並みの水揚げを記録する日が増えてきた。漁業者からは「今季はあきらめるしかない」との声も出ていたが、漁港や釣り人の間に明るいムードが漂い始めた。

 今シーズンの活アユは、昨年12月の解禁から漁獲が低迷。滋賀県漁業協同組合連合会によると、県内のエリ漁の漁獲は、年初から4月27日までの累計が前年同期の28・7トンに対し、2・1トンと激減していた。

 ところが、4月28日に1日で727キロを記録したのを皮切りに、1トンを超える日もみられるなど好調が続いている。15日までの累計は16・6トンと前年の3分の1にまで持ち直した。

 1・6トンの漁獲があった15日は、大津市和邇地区のエリでも、網をたぐってアユを次々と漁船の水槽に移す姿が見られた。志賀町漁協は「例年に比べると水揚げは3分の1程度で小ぶりだが、かなり回復してきた。このまま続いてほしい」と話していた。

 同日は、大津市におの浜4丁目の相模川でも、釣果を上げる釣り人が見られ、週に1回は訪れるという京都市下京区の浅井稔さん(75)は「今は1日に400匹ほど釣れる。今年はもうアユ釣りは無理かと思っていたので、よかった」と話していた。

 県漁連によると、急回復の原因は不明。沖合の魚影が少ないとみられることや、ヤナ漁や追いさで漁の漁獲はまだ少ないなど不安材料もあるといい、「まだ楽観はできない」と動向を注視している。

【 2017年05月16日 11時50分 】

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