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武将の子孫が災害支援橋渡し 太田道灌ゆかり、東西の2市

草津市と神奈川県伊勢原市の協定締結を橋渡しした太田酒造の太田会長(草津市草津3丁目)
草津市と神奈川県伊勢原市の協定締結を橋渡しした太田酒造の太田会長(草津市草津3丁目)

 滋賀県草津市と神奈川県伊勢原市がこのほど、災害時に食糧支援や職員派遣などで協力する相互応援協定を結んだ。両市をつないだのは、室町時代の武将太田道灌(どうかん)(1432~86年)の縁。伊勢原市は道灌が亡くなった地で、草津市では子孫が代々続く酒造会社を営む。橋渡しに一役買った「太田酒造」の太田實則会長(89)は「両市の交流が深まれば」と願っている。

 道灌は57年に江戸城を築城。伊勢原市には墓があり、毎年10月には約30万人が訪れる「伊勢原観光道灌まつり」が催されている。2007年の同まつりでは18代目の子孫にあたる太田会長が道灌役として行列に参加し、醸造する日本酒「道灌」などを販売している。

 伊勢原市は東日本大震災を機に協定の締結を進めている。同時被災のリスクが低い全国約80の自治体を候補に挙げ、草津市にも打診した。しかし、草津市はすでに神奈川県の4市町を含む38の自治体と同様の協定を結んでおり「真摯(しんし)に協力できない可能性がある」と当初は難色を示した。

 そこで太田会長が掛け合うと、草津市も「民間の交流を下支えに結ぶ協定も貴重」と応諾した。伊勢原市は「道灌公つながりで締結に至りありがたい」と感謝し、14、15日に開催する道灌まつりに草津市職員を招く。両市は今後、観光振興などでも連携していくという。太田会長は「私の功績ではなく、たまたまの縁です。両市がこれから大きく発展してほしい」と話している。

【 2017年10月13日 18時40分 】

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