出版案内
福祉事業団

杉田静山さん死去 日本を代表する竹工芸作家

作品を手にする杉田静山さん(野洲市歴史民俗博物館提供)
作品を手にする杉田静山さん(野洲市歴史民俗博物館提供)

 滋賀県野洲市在住で日本を代表する竹工芸作家の杉田静山(すぎた・じょうざん)さん=本名・春男(はるお)=が12日、死去した。85歳。大阪市出身。自宅は野洲市吉地1470。葬儀・告別式は15日午後1時から守山市川田町2230の3の野洲川斎苑で行う。喪主は長男滋(しげる)さん。

 12歳で病気により聴力を失い、戦災に遭った13歳で両親の故郷の現野洲市に移り住み、竹細工と出合った。独学で竹籠を作り始め、日展で3回連続入選、日本伝統工芸展では文部大臣賞を受賞した。1997年には滋賀県指定無形文化財保持者に認定。繊細な技術で編み上げた作品で知られたが、10年ほど前からパーキンソン病を患っていたという。

 2015年、野洲市歴史民俗博物館(銅鐸博物館、同市辻町)に作品22点を寄贈し「かつての野洲川や三上山の竹の姿は素晴らしく、かごを作る励みになった」と語っていた。同館の齊藤慶一学芸員(32)は「物腰が柔らかく品のある方だったが、作品に対しては眼光が鋭く、熱い思いを持っていらっしゃった」と振り返った。

【 2017年11月15日 09時55分 】

ニュース写真

  • 作品を手にする杉田静山さん(野洲市歴史民俗博物館提供)
京都新聞デジタル版のご案内

    地域の政治・社会ニュース

    全国の政治・社会ニュース

      スポーツ

      宮原、好調「思い切って」 平昌五輪SP前日の最終調整

      20180220000206

       平昌五輪フィギュアスケートの女子ショートプログラム(SP)を翌日に控えた宮原知子(関大..... [ 記事へ ]

      経済

      ウーバー配車、全国展開へ
      20年めど、地域タクと提携

      20180220000188

       来日中の米配車大手ウーバー・テクノロジーズのダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)..... [ 記事へ ]

      観光・社寺

      回る音響彫刻、初披露へ 京都で3月、ダンスと共演

      20180220000130

       1970年の大阪万博で展示された「音響彫刻」を基に、京都市立芸術大の学生たちが新たな音..... [ 記事へ ]

      教育・大学

      住民が開く「寺子屋」好評 滋賀「学校と違う面白さ」

      20180220000092

       滋賀県湖南市内の住民組織「石部南学区まちづくり協議会」が同まちづくりセンター(同市石部..... [ 記事へ ]

      環境・科学

      大阪大、口内医療にAI活用構想
      がんや口内炎、虫歯の診療

      20180220000142

       大阪大とNECは20日、人工知能(AI)を用いたデータ解析を、口の中にできるがんや口内..... [ 記事へ ]

      国際

      南アフリカ「世界初」干ばつ危機
      観光地、水供給停止も

      20180220000165

       【ケープタウン共同】南アフリカの主要都市ケープタウンが、数年にわたる干ばつで深刻な水不..... [ 記事へ ]