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京都・祇園新橋の風情守りたい 景観づくり協、住民ら立ち上げ

花街の情緒あふれる祇園新橋地区の街並み(京都市東山区)
花街の情緒あふれる祇園新橋地区の街並み(京都市東山区)

 京都市東山区祇園新橋周辺の住民や商店主らが、花街の景観や風情の保全に向けて「祇園新橋景観づくり協議会」を立ち上げる。結婚前のカップルが街中で記念撮影する「前撮り」へのマナー改善を呼び掛けるほか、建築行為や看板設置をする際に地元との意見交換が必要になる市の「地域景観づくり協議会」の認定を目指す。

 祇園新橋地区は、花街の情緒あふれる街並みで知られ、文化財保護法が定める伝統的建造物群保存地区に指定されている。建物の外観は保全のための法的規制がかかっており、地元の住民や商店主らが主体となった景観づくりの核となる組織を立ち上げようと、昨年4月に有志が集まって発起人会を結成、準備を進めてきた。

 祇園新橋景観づくり協議会は18日に設立総会を開き、同地区にある全建物を対象に住民や商店主、建物所有者らが入会。今月中にも市に地域景観づくり協議会制度に基づく認定団体の申請を行う。認定されれば市内で10番目となる。

 景観づくりの方針を示す「計画書」は2017年度内にまとめる予定で、今後、電線の地中化や車両往来のあり方などを議論していく。計画書が認定されると対象区域内での新築や増改築、看板の設置や変更を行う建築主は地元との意見交換が義務づけられる。

 同地区では、結婚式とは別の日に和装姿などで記念写真を撮影する「前撮り」のスポットして人気を集めているが、路上に赤い毛せんを敷いたり、私有の橋に立ち入ったりするなど一部でマナーに問題が見られるという。このため協議会が窓口となり、改善に向けて撮影業者と協議していくことも検討する。

 発起人の一人の冨田貫之さん(48)は「住民や事業者が自分たちで景観を守っていくという自覚を持ち、力を合わせて取り組んでいきたい」と話している。

【 2017年03月18日 11時47分 】

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