出版案内
福祉事業団

「中品中生図」の模写初公開 宇治・平等院ミュージアム

初公開された「中品中生図」の想定復元模写(左)と制作者の荒木さん=宇治市宇治・平等院ミュージアム鳳翔館
初公開された「中品中生図」の想定復元模写(左)と制作者の荒木さん=宇治市宇治・平等院ミュージアム鳳翔館

 京都府宇治市宇治の平等院内にあるミュージアム鳳翔館で18日、春季特別展「春のお迎え-舞い降りる花と仏の荘厳美-」が始まった。国宝鳳凰堂の壁扉画の一つ「中品中生図(ちゅうほんちゅうしょうず)」の想定復元模写が初公開された。

 「中品中生図」の原物は、鎌倉初期の作で傷みが著しく、絵画の全体像が分かりにくかった。日本画家で金沢美術工芸大の荒木恵信准教授(45)が、蛍光X線分析の科学調査などを元に顔料や図柄などを特定し、2014年に4分の1サイズ(縦205センチ、横177センチ)で全図模写を制作した。

 模写は、阿弥陀如来と菩薩(ぼさつ)の一行が山奥から往生者を迎えにやって来る様子や春を連想させるサクラが、当初の華やかな色彩で和紙に再現されている。そのほか春季展には、5月8日まで展示する「上品中生図(じょうほんちゅうしょうず)」の押縁に残された落書きの現状模写など計約20点が並ぶ。

 荒木准教授は「原物は巨大な板の壁画だが、非常に細かく繊細に描写されている。当時の往生への思いを感じ取ることができる」と話している。

 6月23日まで(一部展示替えがある)。入場には平等院の拝観料(大人600円)が必要。

【 2017年03月19日 10時40分 】

ニュース写真

  • 初公開された「中品中生図」の想定復元模写(左)と制作者の荒木さん=宇治市宇治・平等院ミュージアム鳳翔館
京都新聞デジタル版のご案内

    観光・社寺のニュース

      政治・社会

      温暖化に強いモモ開発、農研機構
      「さくひめ」、味や大きさ上

      20170628000067

       農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は28日、地球温暖化に強い新品種のモモ「さく..... [ 記事へ ]

      スポーツ

      ドジャース前田が好投、6勝目
      エンゼルス戦

      20170628000082

       ▽ドジャース―エンゼルス(27日・ロサンゼルス) ドジャースの前田は先発して7回を投げ、..... [ 記事へ ]

      経済

      東証反落、終値94円安
      利益確定売り強まる

      20170628000084

       28日の東京株式市場は、このところの相場上昇を警戒した利益確定の売りが強まり、日経平均..... [ 記事へ ]

      教育・大学

      不当要求に対する基本方針策定 京都府立医大で調査委会合

      20170626000131

       京都府立医科大付属病院の虚偽診断疑惑などを検証する府公立大学法人の調査委員会の第3回会..... [ 記事へ ]

      環境・科学

      伊方1号機の廃炉計画認可
      原子力規制委、5原発目

      20170628000054

       原子力規制委員会は28日の定例会合で、運転開始から40年となる四国電力伊方原発1号機の..... [ 記事へ ]

      国際

      M・カーさん、9億円宝石当局に
      米の汚職捜査に協力

      20170628000069

       【ロサンゼルス共同】オーストラリアの人気モデル、ミランダ・カーさんの代理人は27日、マ..... [ 記事へ ]