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「国際日本研究」へ連携組織 大衆文化を世界の視点で

「なぜ国際日本研究なのか」を話し合った14日のシンポジウム。コンソーシアムの設立を確認した(京都市西京区・国際日本文化研究センター)
「なぜ国際日本研究なのか」を話し合った14日のシンポジウム。コンソーシアムの設立を確認した(京都市西京区・国際日本文化研究センター)

 「国際日本研究」に関わる全国の大学や研究機関が集い、連携組織「国際日本研究コンソーシアム」を今夏にも立ち上げる。今年設立30周年の国際日本文化研究センター(京都市西京区)が中心となって呼び掛けた。世界から日本への関心がアニメやゲームなど多様な大衆文化に広がる中、課題に協力して向き合う。

 京都大アジア研究教育ユニットや立命館大アート・リサーチセンターのほか、東京大や早稲田大、東北大などの10を超える研究組織の参加を予定している。

 国際日本研究との言葉は1987年に設立された日文研が使い始めた。海外の人がどのように日本を見ているかを学び、既存の学問の枠を超えて新たな日本像をとらえようと試みた。2000年以降、同様の研究を行う組織が増えたが、連携は進んでいなかった。

 従来は日本への関心は経済面中心だったが、クールジャパンと言われる大衆文化に広がり、研究は多様化している。留学生も増え、いかに研究や教育を充実させるかが課題になっていた。14日にシンポジウム「なぜ国際日本研究なのか」を日文研で開き、連携組織設立を決めた。

 日文研は海外で出版された日本に関する本や画像など豊富なデータベースを持ち、昨年からは総力を挙げたプロジェクト「大衆文化研究」に力を注ぐ。小松和彦所長は「日文研の機能を強化しつつ他大学や研究機関を支援し、新しい日本像を切り開きたい」と話す。

 今後、日文研に事務局を設け、国際シンポジウムの開催、研究者や成果を紹介するウェブサイトの構築を目指す。

【 2017年05月17日 09時10分 】

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