出版案内
福祉事業団

3本脚の猟犬、シカ追いに活躍 京都・福知山

後ろ脚1本を失った狩猟犬ゴン(右)と龍馬を連れ、猟に向かう下元さん=福知山市大門
後ろ脚1本を失った狩猟犬ゴン(右)と龍馬を連れ、猟に向かう下元さん=福知山市大門

 イノシシ猟で後ろ脚1本を失ったビーグル犬「ゴン」が、京都府福知山市で元気に活動している。山裾の集落がシカ害に頭を痛める中、「追い払い犬」として期待されている。後輩の狩猟犬「龍馬」の指導役も担い、飼い主の猟師下元照男さん(68)=同市大門=が、訓練に力を入れている。

 5歳の雄のゴンは3年前、兵庫県丹波市での猟の最中にイノシシにかまれ、右後ろ脚の付け根から先を失った。ビーグル犬で2歳の龍馬を一人前の猟犬にしようと育てる下元さんは昨年6月、シカ追いの指導役として丹波市の知人の猟師から譲り受けた。

 ゴンは人懐っこく、龍馬はおおらかな性格で、2匹は早速、兄弟のように仲良しに。ゴンは走るスピードが一般の猟犬より遅いため、龍馬がついていきやすく、「背中」で龍馬にシカ追いの方法を伝授しているように見えるという。

 昨年11月中旬の猟期以降、週2回ほど自宅周辺の山でシカ狩りに参加。ゴンが鋭い嗅覚でシカを見つけると、龍馬が勢いよく追い詰め、下元さんが猟銃で仕留める。「2匹のコンビネーションは抜群。山に入るたびにシカ追いの技術が上がっている」と目を細める。

 地元の集落は獣害防止の柵の整備が不十分で、頻繁にやって来るシカに、田畑や家庭の農作物が食べられてしまう状況。住民らは「シカから集落を守ってほしい」と、2匹に大きな期待をかける。

 下元さんは、毎日2匹を山に放つことを目指し、熱心に訓練を重ねる。「シカにとって犬は天敵で、ほえられると怖がる。シカを集落から遠ざける追い払い犬として活躍してほしい」と話す。

【 2017年01月11日 21時00分 】

ニュース写真

  • 後ろ脚1本を失った狩猟犬ゴン(右)と龍馬を連れ、猟に向かう下元さん=福知山市大門
京都新聞デジタル版のご案内

    地域のニュース

    全国のニュース

      政治・社会

      中央道の土砂撤去完了
      20日以降復旧目指す、岐阜

      20170819000119

       車4台を巻き込んだ岐阜県瑞浪市の中央自動車道の土砂崩れで、中日本高速道路は19日夜、路..... [ 記事へ ]

      スポーツ

      サッカー、岡崎が今季2点目
      プレミアリーグ

      20170820000002

       【レスター(英国)共同】サッカーのイングランド・プレミアリーグで19日、レスターの岡崎..... [ 記事へ ]

      経済

      彦根梨、料理やスイーツで楽しんで  滋賀、40店でラリー

      20170819000150

       滋賀県彦根市特産の梨を加工した創作料理やスイーツなどを食べ歩く「ひこね梨さんぽ」が20..... [ 記事へ ]

      観光・社寺

      親子で数珠回し、地蔵盆の歴史知る 京都・清浄華院

      20170819000168

       夏休みに親子で京都の歴史について学ぶ講座「お地蔵さんと地蔵盆」が19日、京都市上京区の..... [ 記事へ ]

      教育・大学

      大学と警察が連携、防犯企画 京都、芸術や心理学生かす

      20170819000134

       京都市右京区内の大学に通う学生が、犯罪や事故の防止に向けた活動を続けている。右京署との..... [ 記事へ ]

      環境・科学

      光合成遺伝子スイッチ先祖返りも 京都府大教授ら解明

      20170819000129

       京都府立大と京都府立植物園が、同園内で育てられているシダやマツなどの植物を使って光合成..... [ 記事へ ]