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京都案内、外国人に配慮 バス停名統一など新指針

読みを「しちじょう」から「ななじょう」に改め、ローマ字表記も変えた京都バスの烏丸七条バス停(京都市下京区)
読みを「しちじょう」から「ななじょう」に改め、ローマ字表記も変えた京都バスの烏丸七条バス停(京都市下京区)

 京都市内を訪れる外国人観光客が公共交通を利用しやすいように、路線バスや鉄道を運行する企業15社と、行政機関などが連携して、案内表示の改善に取り組んでいる。外国人観光客へのアンケートを基に共通の指針を新たに作り、同じ場所にある複数社のバス停名称を統一するなど、地道な対策を進めている。

 外国語案内はこれまで各社が独自基準で対応しており、表示のばらつきが課題だった。昨年2月、京都市交通局と京都バスを幹事に、交通事業者、国土交通省近畿運輸局、大学の研究者らが参加するワーキンググループ(WG)をつくった。

 WGは昨年秋、市内で外国人観光客515人にアンケートをした。交通手段を調べる方法にスマートフォンを挙げた人がほぼ半数を占めた。駅やバス停の名称、路線図に関する案内の充実を求める回答が多く、「両替で戸惑う」「車内は音声よりディスプレーが安心」との意見もあった。

 指針では「表現の統一化」「シンプルな表現」などを基本とし、バス停の日本語表記の統一、絵や図を使うピクトグラム(視覚記号)の共通化などが必要とした。

 京都バスは16カ所のバス停で市バスと名称を合わせ、「中の島公園」は「嵐山公園」に変えた。「烏丸七条」の読みは本来の「からすま・しちじょう」だったが、「一条」「四条」との読み間違い、聞き違いを避けるために、市バスが使っている「からすま・ななじょう」に改めた。

 市バスでは車内の表示モニターを増設し、京阪バスはバス停にコードを表示して接近表示にアクセスできるようにした。西日本JRバスは高雄方面行きの一部バス停を4カ国語表記にした。

 15社が一斉に取り組むには調整が難しく、各社で改善しやすい内容から着手しており、事務局の京都市歩くまち京都推進室は「指針そのものを改善していきながら、課題の解決を図りたい」としている。

【 2017年04月21日 17時00分 】

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