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非正規僧に残業代未払いや雇い止め 真宗大谷派、パワハラも

 真宗大谷派(本山・東本願寺、京都市下京区)が、非正規雇用で勤務していた男性僧侶から不払い残業代の支払いを求められ、3年5カ月分、約330万円を支払っていたことが25日、分かった。

 男性は全国の門徒が本山で取り組む奉仕団の担当。一緒に研修施設に泊まり込むこともあり、早朝出勤、深夜退勤が多く、超過勤務が月100時間を超える場合もあったが、残業代は支払われていなかった。また、上司による暴言などパワーハラスメントにも悩まされていたという。

 男性は京都ユニオン(南区)に加入。2015年11月から団体交渉を行い、未払い残業代の請求とパワハラの調査を要求した。この結果、寺側は未払い残業代の存在を認め、25日までに支払った。またハラスメント防止委員会でパワハラを認定し、当該の上司に指導などを行ったという。

 団体交渉では、寺が勤務する僧侶らの労働時間を把握していないことや、寺が職員組合と交わしている労使協定には非正規職員には残業代を支払わない覚書があることが判明。寺は男性との交渉を機に、労働時間に関係なく一定額を支給する固定残業代の支払いを始めている。

 男性は今年3月末に契約期限切れで雇い止めになった。男性は「信仰に尽くす仕事に誇りを持っていたが、社会ルールを逸脱しているのはおかしい。長時間労働で体調を崩す同僚も少なくなかった。契約延長が可能なのに、残業代の不払いやパワハラを訴えたために雇い止めになったとしか思えない」と話している。

 真宗大谷派は「今後は労働時間を適正把握し、より良い働き方ができる職場つくりに取り組む」としている。

【 2017年04月26日 07時20分 】

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