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ニホンミツバチ、京都の神社に巣 近年激減、専門家「珍しい」

本殿の床下で見つかったニホンミツバチの巣(南丹市園部町・天引八幡神社)
本殿の床下で見つかったニホンミツバチの巣(南丹市園部町・天引八幡神社)

 京都府南丹市園部町天引の天引八幡神社内で、全国的に激減しているニホンミツバチが巣を作っているのが見つかった。専門家によると、野生の巣が見られるのは「近年珍しい」という。住民らも探してきた巣が在所内の神社にあったことに驚き、自然豊かな証しとして地域おこしに生かせないかと談義が盛り上がりつつある。

 見つかったのは神社本殿の床下。骨組みの角に直径40センチ程度の巣があり、体長約1センチのハチが無数に群がっているのが見える。

 境内の掃除をしていた住民が出入りするハチに気付き、18日に養蜂家ら専門家を迎えてニホンミツバチの比較的新しい巣だと確認した。

 ミツバチの生態に詳しい京都学園大の坂本文夫名誉教授(生物有機化学)によると、ニホンミツバチは近年、外来のダニや環境悪化の影響で急減し、丹波地域でも「自然の巣はなかなか見つからない」という。

 同地区では昨年、ミツバチで地域おこしを目指すグループ「丹波ノ國ニホンミツバチの里プロジェクト」が周辺に巣箱を置いたが、空振りだった。リーダーの川井正幸さん(42)=兵庫県篠山市=は集落内での営巣に驚嘆しつつ、「環境が良い証拠だ」と喜ぶ。

 地元の「天引区の活性化と未来を考える会」事務局長の原田久さん(65)は、天引産のハチミツ作りに夢を膨らませ、「貴重な資源として大切にし、地区の将来に活用していけるよう考えていきたい」と語る。

 巣の前に張り紙を出して静かに見守るよう呼び掛けるという。

【 2017年05月20日 11時00分 】

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